倍率とは?西濃地区の高校の倍率事情

query_builder 2025/06/23
中学生 受験 塾長からのお知らせ
倍率とは?西濃地区の高校の倍率事情

岐阜県揖斐郡池田町ののぞみ塾池田校 塾長の森です。
池田町、揖斐川町、神戸町のお子さまを対象とした個別指導塾です。


今回は岐阜の公立高校における出願倍率について考えてみたいと思います。今回は池田中学校、揖斐川中学校、神戸中学校の所属する西濃地区について、実際の事例を見てみます。


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まず、いわゆる「倍率」というのは、各高校の「入学定員に対する出願人数の割合」のことです。割合というとわかりにくいので、「出願人数÷入学定員」で求められる小数の値です、一般的に小数第二位までで表記されます。


まずは「令和7年度岐阜県公立高校第一次選抜変更後出願者数(2月18日正午締切時)」から、西濃地区の公立高校の最終出願倍率の一部をご紹介します。


【大垣市】
・大垣北高等学校:普通1.03

・大垣東高等学校:普通1.11

・大垣南高等学校:普通1.04
・大垣西高等学校:普通1.02


・大垣商業高等学校:ビジネス1.09

・大垣商業高等学校:ビジネス情報0.90
・大垣工業高等学校:機械工学科群1.04

・大垣工業高等学校:電気・電子工学科群1.04

・大垣工業高等学校:建設工学科群1.10

・大垣工業高等学校:化学技術工学0.83


・大垣桜高等学校:服飾デザイン1.00

・大垣桜高等学校:食物1.20

・大垣桜高等学校:生活デザイン0.98

・大垣桜高等学校:福祉0.80

【海津市】
・海津明誠高等学校:普通0.19

・海津明誠高等学校:ビジネス情報0.53

・海津明誠高等学校:生活デザイン0.73


【揖斐郡】
・池田高等学校:普通0.98
・揖斐高等学校:普通0.63

・揖斐高等学校:生活デザイン0.75


【不破郡】
・不破高等学校:普通0.50


【養老郡】
・大垣養老高等学校:食の農学科郡1.05

・大垣養老高等学校:緑の農学科郡0.73

・大垣養老高等学校:総合1.13


こうしてみると「都市部の進学校」「手に職がつきやすい高校」の倍率が高く、郊外の高校を中心に倍率が低くなっている傾向が見て取れます。


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倍率に話を戻しますが、例えば、


・A高校の「入学定員120人」に対して「出願人数118人」だった場合、倍率は「118÷120≒0.98」となり、1.00を切った値になります。


・B高校の「入学定員240人」に対して「出願人数240人」だった場合、倍率は「240÷240=1.00」となり、ちょうど1.00になります。


・C高校の「入学定員240人」に対して「出願人数252人」だった場合、倍率は「252÷240=1.05」となり、1.00を上回る値になります


C高校の場合、出願人数の252人が入学定員240人を上回っているため、252-240=12名が不合格になると考えられます。倍率が1.00を上回っている場合は、このようにだいたい数名~十数名程度が不合格になります(それ以上の高校もありますが)。不合格になる理由は様々ですが、基本的に入試当日点と内申点それぞれ、あとはそのバランスで決まります。各高校で入試当日点と内申点とで配点が異なるので、高校選びの際にはそのあたりも早めに調べておくといいでしょう。


ではA高校とB高校ですが、どちらにしても出願者全員を合格させないと定員を満たせないため、ある程度妥当な点数と内申点があれば落ちることはない、つまり自動的に合格すると考えることができます。最終の倍率が1.00以下の高校を受ける場合、入試本番当日の緊張感はかなり和らぐというのも大きいです。学習塾としても、ある程度の点数と内申点をもとに受けてもらうため、安心感を持って送り出すことができます。


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ただ、問題は「倍率が1.00を切っていればどんな成績(入試当日点と内申点)でも合格するのか?」ということです。これは都道府県によって違いがあると思いますが、岐阜県の場合は


「基本的に倍率が1.00を切っていれば全員受かる可能性が高い(偏差値の高い高校除く)」


だと捉えています。うちの塾の事例ではありませんが「入試当日点40点で大垣工業高校(定員割れ)に受かった」という話も耳にします。実際、令和6年度のデータになりますが、定員割れだった高校の合格者の最低ラインを一部紹介します(岐阜全県模試の追跡調査に基づくデータ)。


・大垣西高校:最低当日点194点、最低内申94

・池田高校:最低当日点175点、最低内申98

・不破高校:最低当日点122点、最低内申64


大垣西高校や池田高校でも入試当日点が200点を切っていても受かり、不破高校には100点台前半で受かっています。偏差値の低い高校の場合、そもそも受験生が塾へ行っていなかったり模試を受けなかったりするので、模試ベースのデータでも母数が少ないので、実際はもっと低い当日点や内申でも受かっている可能性は十分あります。ちなみにこの追跡調査で、倍率が1.00を切っていた高校で不合格者を見たことはありません。


この3つの例は令和6年度のもので、令和7年度から大垣西高は定員が200名⇒160名になったので、倍率は1.00を超えることになりました。今後も毎年度40名~80名程度、どこかの高校の定員が削減されていくと思います。


定員割れしている偏差値帯が高くない高校を受けるにしても、最低限の点数や内申点は取れるようにしておくことは必要です。それは模試を受けて、自分の実力や立ち位置をしっかり確認する必要があるからです。模試で妥当な点数や判定が出ていて、倍率が1.00を切っていれば、ある程度安心して入試に臨めると思います。定員割れだからなんでも受かる、という考え方も否定しませんが、入試のテストを採点をするのは受けた高校の学校の先生です。個人的には学校の先生の心証を悪くしないくらいの答案用紙にまとめてほしいな、という思いはあります。


以上です。高校受験の一助になれば幸いです。


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