令和7年度岐阜県公立高校入試を振り返って

query_builder 2025/05/05
中学生 受験 塾長からのお知らせ
令和7年度岐阜県公立高校入試を振り返って

こんにちは。のぞみ塾池田校塾長の森です。

だいぶ更新のブランクが空いてしまってすいません。


前回の投稿から今までの中であった大きなイベントは、令和7年度の岐阜県公立高校の入試・合格発表と春期講習、あとは4月の入塾ラッシュですかね。結果的に本日は2025年5月5日のこどもの日ですが、総勢35人体制でスタートを切ることができました。これも普段から当塾を支えていただいている皆様のおかげです。本当にありがとうございます。


それで、今回は改めて令和7年度岐阜県公立高校入試について振り返ってみたいと思います。


結論から言うと、当塾の進学実績は以下の通りです。


・大垣南高校:3名合格(全員第一志望)

・池田高校:1名合格(第一志望)


全員、当初の第一志望校から譲ることなく、合格を勝ち取ってくれました。本当におめでとうございます。ちなみに私立高校だと一足先に大垣日大高校に推薦合格した子がいます。スポーツで県代表に選ばれるほどのレベル(しかも重要ポジション)で、そのスポーツで大垣日大高校は強豪だったこともあり、勉強面では苦戦していましたが推薦を勝ち取ってくれました。


話を戻しますが、今年の受験生は本当に各自の力を出し切ってくれました。どの子にとっても課題だった数学と理科に関してはやや苦戦しましたが、最低限のところで踏みとどまってくれたのと、得意科目で突き抜けた結果全体を押し上げた子、5教科バランスよくまとめた子など、それぞれの個性が出た結果でもあります。大垣南高に合格した子たちは、それに見合う点数を取ってくれましたが、池田高校に合格した子も入塾当初と比較して、またこちらの予想を大きく上回る結果を出してくれました。  


そして、実はその池田高校に合格した子(Dさんとしましょう)が、今回の公立高校入試のキーパーソンだったんです。


そもそも2024年の春の時点で、受験生はまだ3人でした(前述の大垣日大に進んだ子を含めてです)。内訳は男の子2人、女の子1人。女の子はおとなしいタイプの子だったので、他の男の子と絡むことはありませんでした。


夏期講習になって中3の男の子と女の子が1人ずつ加わり、その時点で公立高校を目指す受験生は4名、男子2名、女子2名の布陣となりました。男子2人は学校でも面識があり、すぐに打ち解けてくれましたが、女の子に関しては、夏期講習で加わった子が池田中ではなく揖斐川中の子だったので全く面識がなく、また2人ともおとなしい性格だったので、当時は接点がありませんでした。


そのまま秋が過ぎ、冬期講習の準備をしていた11月下旬、Dさん(女の子)が塾に初めてやってきました(確か塾は未経験)。本人は公立高校志望(できれば池田高校)、ただその時点での学校での懇談では「大垣日大の総合進学でも難しい」と言われていたらしく、定期テストの点数はそこまで悪くないものの、実力テストでは180点も取れていない状況。もう12月になるし時間がない、塾としてもリスクがある等、難しい判断でしたが、直近の後期中間テストで300点弱を取れていたこと、本人が真面目でやる気があることから、ある意味ダメもとで割り切って引き受けました。


指導としてはとにかく即効性のある理科、社会の総復習を最優先でやりつつ英語もテストを重ねて総復習、得意な国語は本人に任せ、苦手な数学はある程度割り切る、中3特訓にはできるだけ出てもらう、という作戦を取った結果、年明けの実力テストではなんと280点台をマーク。その後の学校の懇談ではすんなり「池田高校OK」が出たようです。また同じく年明けに塾で行った「第3回岐阜全県模試」でもB判定、また最終的には池田高校の倍率が1を切っていたこともあり、無事に合格。合格だけでなく、入試当日点も270点台と想定以上の点数を取ってくれました。


とまあ、ここまでは「超短期間での逆転合格物語」といえばそうなんですが、実はDさんの登場が、塾の受験生全員に思わぬ好影響を及ぼす結果となるとは、当時は思いもしませんでした。


まずDさんは池田中なので、前述の揖斐川中の女の子とは当然面識がありません。また、もともといた池田中の女の子や揖斐川中の女の子と同じ、おとなしめのタイプです(3人揃っておとなしめなタイプ)。3人とも通塾曜日や時間帯が違っていましたが、同じコマに入ったときは同級生同士、また女の子同士なので、席を隣に配置していました。


その結果、Dさんが隣の席の揖斐川中の女の子に話しかけ始めたんですね。休憩中とかに。後ろで見てるこっちもびっくりしましたが、性格的に同じタイプだと睨んだからか、積極的に揖斐川中の子にアプローチしていました。揖斐川中の子もおとなしいタイプでしたが、同じタイプの子から声を掛けられたのがよかったのか、次第に仲良くなってよく話すようになっていきました。


どうもDさんは学校ではとてもおとなしくて目立たなくても、同じタイプの女の子と絡むとむっちゃはっちゃけるタイプだったようなのです。


それがわかったのと、3人とも夕方の時間帯、週3回以上、180分で塾に来るようになり、同じコマに入ることが多くなったので、Dさんを真ん中にして左右に池田中の女の子、揖斐川中の女の子を配置しました。Dさんは当然、同じように池田中の女の子とも仲良くなり、ごく短期間で仲の良い中3女子3人組が出来上がりました。Dさんがもともと接点のなかった女の子2人を引き合わせたんですね。


そのノリは、通常授業だけでなく、冬期講習の中3特訓や土曜授業でも発揮されました。中3の女子が仲良くしている横で中3の男子陣もそれはそれで仲良くやっていましたが、キャッキャしている女子が勉強頑張っていると、俄然やる気がでるのが男子ってもんですよね。男子もよく頑張ってくれたおかげで、個別指導塾で志望校もそれぞれ違うのに、最後の最後にはいい一体感が生まれました。


その一体感が、全員の第一志望校合格へと繋がったのだと思います。


その中心は間違いなくDさんでした。11月末に入塾した彼女ですが、たった1,2ヶ月で、彼女のおかげで受験生が一つにまとまったのです。今年の公立高校入試のパズルの最後のピースがハマった感じがしました。けっして目立ちませんが、彼女が最後の1ピースだったのです。また、塾にも合格実績以上のものを残してくれました。


とまあ、もう2ヶ月近く前の話ですが、塾の小さな校舎内ではこんな受験生のドラマがあったんですね。今思い出しても感慨深いです。進学実績や偏差値だけを見れば大垣南高の子のほうがMVPになりそうなものですが、今年に限っては池田高校に受かったDさんが個人的にはMVPです。学業についても1日180分、週5日通塾+土曜授業参加と限界まで塾に来て頑張ってくれていましたし。


ちなみに現時点では中3はすでに5名いて、しかも全員女の子。なぜか過去の受験生(公立私立問わず)も男の子4割女の子6割と女の子が多いんです。彼女たちはここから1年弱で、どんな成長を見せてくれるのでしょうか。勉強が苦手な子が多いので若干不安ではありますが、いずれにしても今後が楽しみです。


では今回はこのくらいにしておきます。

次回は余裕があれば春期講習の振り返りを書きたいと思います。

ではでは。


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